thisは、コンストラクターとしてのfunctionのために作られたみたいで、コンストラクター以外では、意味のないものらしい(厳密には、call,apply,bindではthisは、有効になる)
function fn1(){
var a="abc";
console.log(this.a);
}
fn1.(); // undefined
fn1.call({a:"fff",}); // fff
thisのうまく動作しない例
function fn2(){
this.a = "abc";
this.subfn1 = function(){setTimeout( this.subfn2,1000);}
this.subfn2 = function(){console.log(this.a);}
}
var a = "window scope";
var xx = new fn2();
xx.subfn1(); // window scope
仕様どうりの動作なのだ。プログラマとしては、abcを出力してほしいのだがそうはならない。
thisは、実行環境を返すというわけのわからない仕様なのだ。
xx.subfn1()とsetTimeoutのコールバックとでは、実行環境が違うのだそうだ。そんなことはプログラマにはわからないし、言語仕様としては不自然である。なんとなく、実装ミスをそのまま仕様にしたような感じがする。
きちんと動作させるために
function fn2(){
var self = this; // <==こんなこと
this.a = "abc";
this.subfn1 = function(){setTimeout( self.subfn2,1000);}
this.subfn2 = function(){console.log(self.a);}
}
var xx = new fn2();
xx.subfn1(); // abc
こんなこと "var self = this" するのだが、
thisなんか使わなくてもできてしまう。
function fn2(){
var self = {
a : "abc",
subfn1 : function(){setTimeout( self.subfn2,1000);},
subfn2 : function(){console.log(self.a);},
}
return self;
}
var xx = fn2();
xx.subfn1(); // abc